好きな紙をシールに「後糊加工」
先日、タックラベルに関するブログで、マーメイドやレザックといった特殊紙も、
ラベル(シール)にすることができるといった内容を書かせていただきました。
そのことに関して、もう少し掘り下げたいと思います。
一般的にタックラベルを作成する際には、タック紙メーカーで生産しているタック紙に印刷・加工をします。
メーカーで生産しているタック紙は、アート紙、キャストコート、奉書紙などのいわゆる紙基材のものと、
ユポ、塩ビ、PETなどのフィルム基材のものの二つに大きく分けられますが、メーカーで作っているタック紙では、
どうしても種類が限られてしまいます。
ワインや日本酒のラベルには、特殊な紙を使いたいといった希望があるのが当然です。
弊社では、そういった希望にこたえるために、後糊という加工を提案しております。
読んで字のごとく、タック加工をしていない紙の裏面に、後から糊を塗布して、タック紙状に仕上げる加工です。
紙の厚みなどに制限はありますが、この後糊加工を使えば、様々な紙を使用したタックラベルの製作が可能です。
全面糊だけでなく、例えば巻紙などを作る際に、ラベルの両端の一部に塗布するといった部分糊加工も可能です。
紙にこだわったラベルを作りたいけどどうしたらよいかわからないといったお困りごとのある方は、
是非アート印刷所にお問い合わせください。