板紙のいろいろ/パッケージに使用する紙の厚さ(パッケージ素材)
以前のブログで、パッケージに使用する一般的な板紙をご紹介しました。
今回は、板紙の中でも、パッケージとして使用する紙の厚さについてご紹介したいと思います。
パッケージの見積もりをご依頼頂く際に、用紙に関してはこちらからご提案をさせていただくことがあります。
コストはもちろんですが、中身によってもご提案する用紙の種類は異なります。
使用する種類だけでなく、その厚さをどうするかというのも、試案のしどころです。
紙も厚ければいいというわけではなく、厚すぎると、もちろん単価もUPしますし、
箱の組み立てがしにくいといった不都合が起こる可能性もあります。
一般的なサイズの化粧水などのボトルもしくはクリームなどのジャータイプの容器で、
用紙自体がアクリルなどの割れない素材の場合は、コートカードであれば360g/㎡(46判31㎏)、
カードBやコートボール(あまり化粧品の箱には使いませんが)であれば、350g/㎡(L判31㎏)を
使用することが多いです。
少しパッケージのサイズが小さい場合は、その下の斤量を、少し大きければ上の斤量を、
といった具合に、調整していきます。
中身がガラスなどの割れやすい素材の場合は、コートカードなどのパッケージの中に、
薄い段ボールの中ゲス(緩衝)を入れることもあります。
さらには、重かったり、サイズがかなり大きかったりする場合は、一般的な板紙では耐久性が足りないため、
E段などの段ボールに、コートボールなどを合紙して、パッケージを作ることもあります。
アート印刷所では、パッケージのサイズや形状、また内容物の重さによって、最適な用紙をご提案します。
用紙選びでお困りの際は、是非アート印刷所にお問い合わせください。
お見積りの際には、内容物の種類、重さ、サイズなどの情報をお教えいただくと、見積りがスムーズです。