印刷機械の種類(大きさ)と見積りの関係性
弊社で使用する印刷機械は、協力会社様を含めて主に枚葉機(平版)で、サイズは概ね3種類です。
その3種類というのは、菊判四つ切(菊四/きくし)サイズ、菊判半裁(菊半/きくはん)サイズ、
菊判全判(菊全/きくぜん)サイズです。
菊判というのは紙の規格サイズの1つで、大きさは636ミリ×939ミリです。
ですので、菊判半裁は636ミリ×479ミリ、菊判四つ切は318ミリ×479ミリとなります。
それぞれの印刷機では、そのサイズの紙しか印刷できないというわけではなく、
それぞれ多少の寸法違い(大小とも)であれば対応可能です。
それぞれのサイズで、油性オフセットの印刷機だけでなく、UVオフセットやシルクスクリーン印刷の機械もあり、
また、色数も2色機、4色機、5色機、8色機など、いろいろあります。
最終的なコストはもちろん、用紙や印刷方法、ロット、刷色、後加工といった様々な理由から、
それぞれの印刷物に適した印刷機械を選定しております。
仕上りサイズの小さいもの、小ロットのものであれば、基本的には菊四や菊半といった、
小さいサイズの印刷機を使用しますが、PP貼りなど通し単価(1シートあたりの加工賃)が高い加工をする場合、
あえて大きなサイズで印刷、加工をした方が、トータルコストは下がることがあります。
また、パッケージやボトルネッカーなど、抜き加工が必要な印刷物の場合は、その抜型代も重要な要素です。
ある程度のロットがある場合、大きな紙にたくさん面付すれば、単価が下がることが多いですが、
その代わりに初期費用として必要な、抜型代が高くなります。
パッケージのようにリピートする可能性の高い印刷物なのか、それともキャンペーンの販促物など、
単発の可能性の高い印刷物なのかなど、印刷物として背景も考慮して、単に見かけ上の金額が安いだけでなく、
それぞれのお客様にとって、最適なご提案をすることが大事だと思います。
アート印刷所では、東成区や東大阪をお客様それぞれのニーズに合わせ、最適でかつ、なるべくコストを抑えたご提案をさせていただきます。