パッケージ製作の手順(その2、色校正)
前回の「その1、サンプル作製」に続き、色校正の進め方をご案内します。
サンプル作製に合わせて展開図面データをお渡しし、そちらに落とし込んだデザインデータを、
アート印刷所に支給していただきます。
(アート印刷所にデザイン制作をご依頼頂いた場合の流れは、改めてブログに書かせていただきます)
弊社でご用意している色校正は、大きく分けて3つです。
一つ目が、インクジェット出力です。
インクジェット出力は、最も簡易な色校正で、専用の用紙にインクジェットで出力したものです。
価格は安いですが、用紙も印刷方法も本番とは異なるため、あくまでも仕上りイメージの確認といったレベルです。
二つ目が、本紙校正です。
アート印刷所では、1番お勧めしている色校正です。
本番で使用するのと同じ用紙を使い、校正機といって簡易なオフセット印刷機で印刷をしたものです。
本番の仕様に合わせ、プレスコート、PP貼り、箔押しといった校正も合わせて対応可能です。
また、パッケージなどは、サンプルカッターによってカッティングを行い、最終形態に仕上げることもできます。
三つめが、本機校正です。
本番と同じ用紙を使用し、本番と同じ印刷機で印刷する色校正です。
コスト面では一番高くなってしまいますが、本番と全く同じ仕様なので、色合わせの心配はありません。
こちらも、本紙校正同様、プレスコートなどの加工や、サンプルカットも対応しています。
予算や、色の求める制度によって、使い分けていただくことをお勧めします。
データ入稿から色校正の渡しまでは、上記の3つの方法によって多少前後はしますが、おおよそ1週間程度です。
後加工やサンプルカットなどを行う場合は、それにプラス数日間必要となります。
次回のブログでは、本番印刷の手順をご紹介したいと思います。