パッケージに使う用紙色々(その1)
パッケージに使用する紙は、チラシなどに使われる紙とは異なります。
チラシや冊子などに使用されるコート紙や上質紙などを総称して洋紙というのに対して、
パッケージなどに使用する厚くてしっかりした紙の事を板紙と言います。
板紙の代表的な例が、コートボールやカードB、コートカードなどです。
ただ、コートボールやカードB、コートカードというのは、紙の銘柄そのものではなく、
紙の種類(グレード)を表すもので、各製紙メーカーでその銘柄は異なります。
例えばコートボールでは、OKボール、サンコート(ともに王子製紙)、マリコート(北越製紙)、
JETスター(日本製紙)などが代表銘柄です。
カードBでは、NEWピジョン(王子製紙)、JETエースW(日本製紙)などがあります。
コートカードでは、サンカード+(王子製紙)が一番メジャーで、弊社でもよく使用します。
コートボールは表白色、裏ねずみ色、カードB、コートカードは表面、裏面とも白色です。
カードBとコートカードの違いは中層で、カードBの中層はコートボール裏面のようなねずみ色で、
コートカードは、中層まですべて白色です。
コートボールの裏面はねずみ色と書きましたが、メーカーによってその色は多少異なります。
それぞれの使い分けなどの詳細は、次回のブログでご紹介したいと思います。