アイスクリーム パッケージ(箱アイス)
暑い日が続きますが、皆さんは夏バテなどしていませんでしょうか。
こう暑いと、どうしてもアイスクリームなどが欲しくなります。
同じ種類や数種類のアイスが、一つの箱に入って売っているアイスを、箱アイスなどと呼びます。
我が家でも、夏場はスーパーに売っている箱アイスを、冷凍庫に何種類か常備在庫しています。
スーパーなどで箱アイスを買って、ドライアイス無しで、そのままレジ袋に入れて持って帰ると、
大体の箱は、少し湿ってふにゃふにゃになっています。
箱アイスに使われている紙のほとんどは、厚紙の代表格の一つの、コートボールです。
(あくまでも、我が家で今まで買ってきた箱アイスを調べた範囲ですが)
コートボールには、基本的には耐水加工はされていませんので、持ち帰り途中に結露などによって、
箱が濡れてしまい、家に帰るころにはふにゃふにゃになってしまうのです。
それでは、なぜ耐水紙を使わないのでしょうか。
ここからはあくまで私見で書かせていただきますが、耐水紙を使わない理由は大きく二つあります。
一つ目が「値段が高いから」です。
コートボールに比べると、耐水紙は値段が高いです。スーパーなどで売っている箱アイスの値段は、
安いものだと100円台、高いものでも300円~400円ぐらいです。
ですので、あまり箱にコストをかけるわけにはいきません。
2つ目が「絶対に耐水紙でないといけない理由がないから」です。
メーカーで、アイスクリームを作って、箱に封入した後、箱はほぼ冷凍保存された状態にあります。
冷凍保存されている限りは、凍っていますので、箱がふにゃふにゃになってつぶれることはほとんどありません。
箱に結露が付着するのは、お客さんが購入して、家に持って帰る間ぐらいしかありません。
家に持ち帰ることが出来れば、パッケージとしての役目は、ほぼ果たしたと言えます。
ちなみに我が家では、箱アイスを持ち帰ったら、すぐに箱から出して、中身だけを冷凍庫に入れ、
箱は捨ててしまいます。冷凍庫が狭くて、箱ごと入れるスペースがないからです。
結局私が何を申し上げたいかというと、冷凍食品などのパッケージだからといって、
必ずしも耐水紙を使用する必要はないということです。
その用途や、使用されるシチュエーション、あるいはコストなどを見極めて、
耐水紙を使用するorしないを決め、場合によってはPPなどのラミネートを使用するなど、
適正な仕様でパッケージを製作することをお勧めいたします。
アート印刷所では、それぞれの仕様やコストに合わせてご提案をさせていただきます。
是非一度お問い合わせください。