タック紙 表面基材いろいろ
前々回のブログでは、タック紙の粘着(糊)のいろいろをご紹介しましたので、
今回は表面基材をご紹介したいと思います。
糊の紹介の際にも少し書きましたが、表面基材は大きく、「紙基材」と「フィルム基材」の二つに分けられます。
それぞれの代表的な製品をご紹介します。
■紙基材
①アート紙、キャストコート紙
一般的によく使われる代表的な紙基材のタック紙です。マット系のものあります。
②ホイル紙
銀色や金色の基材です。紙に薄いアルミ箔を貼り合わせています。
光沢(グロス)のある「ツヤ」と、マット系の「ケシ」があります。
③和紙
テンレイやウンリュウなどに代表される和紙系の基材です。
日本酒や焼酎といった和風の雰囲気を求められるラベルなどに使用されます。
④その他
カラーファンシーや不織布、またインクジェットやレーザープリンターに対応した基材もあります。
■フィルム基材
①合成紙
ユポに代表される合成紙です。
濡れても破れないといった特徴があり、洗面所やふろ場などに置かれるボトルのラベルなどによく使用されます。
②PET
化粧品などの透明なボトル表示ラベルなどに使用されます。透明だけではなく、白色のものもあります。
③ネーマ
ホイル紙と同様、銀色や金色をしていて、こちらもツヤとケシがあります。
ただし、紙ではなく、フィルムにアルミ箔を貼り合わせたものです。
④PVC(塩ビ)
耐熱性や耐候に優れた基材です。屋外に貼られるステッカーや、車両用の広告ステッカーなどに使用されます。
基材はメーカーによっては、ご紹介した以外にもたくさんあります。
また、既製品以外の特殊紙などをタック紙に加工することもできます。(参照:好きな紙をシールに「後糊加工」)
タック紙の基材でお困りの際には、アート印刷所にお問い合わせください。