パッケージ製作の手順(その4、表面加工のいろいろ)
前回は、印刷についてご説明いたしましたので、今回はその後の工程に関してです。
パッケージに使われる加工に様々なものがありますので、まずはそのうちの表面加工をご紹介します。
表面加工とは、読んで字のごとく紙の表面にする加工のことで、パッケージに高級感を出したり、
表面を保護したりするために様々な加工方法があります。
光沢のある加工で代表的なものとしては、プレスコート加工やグロスPP加工があります。
プレスコート加工というのは、紙の表面に樹脂をコーティングして、金属でプレスする加工です。
グロスPP加工というのは、プリプロピレン(PP)のフィルムを紙の表面に貼る加工です。
マット系の加工で代表的なものは、マットビニール加工、マットPP加工などがあります。
マットビニール加工は、マット系の樹脂を紙の上にコーティングする加工です。
マットPP加工は、グロスPP加工のマット版です。
マットPPの中には、より特殊なさわり心地のベルベットマットPPなどもあります。
コストだけでいうと、樹脂系のプレスコート、マットビニールの方が安価です。
手触りや、高級感といった点ではグロスPP、マットPPの方が優れているように思いますので、
ご予算や、内容物の価格などによって、選ばれることをお勧めします。
上記以外にも、模様の入ったLCコートや、表面に凹凸を付ける疑似エンボス加工などにも対応しております。
お客様のご要望に応じて、様々なご提案をさせていただきますので、
初めてのパッケージ製作をお考えの方は、是非アート印刷所にお問い合わせください。