パッケージ製作の手順もそろそろ大詰めを迎えてきました。

今回は、一般的なパッケージでは最終工程といってもよい、抜き加工および貼り加工の工程です。

 

印刷は四角い紙にするのですが、パッケージの展開図面の形状は四角ではなく、いろいろな形をしています。

その形に加工するには、展開図面の形状に合わせた抜き型を作って、抜き加工をする必要があります。

私が良く例えにするのは、クッキーの生地と型です。

こねて、のばした平たい生地に、星やハートの形をした型を押し当てて、好きな形のクッキーを作るように、

四角い紙に抜き型を押し当てて抜くことで、希望のパッケージの形状に仕上げます。

 

N式や組箱のように、貼り加工の無い形状であれば、これで完成ですが、

サック箱（キャラメル箱）や地獄底であれば1か所、ワンタッチであれば3か所といった具合に、

その形状によって貼る場所、数はちがいますが、抜いたものをさらに貼り合せる加工が必要な場合もあります。

餃子などのパッケージによく使われるフォーコーナーはその名前の通り、4か所を貼り合せます。

通常は機械で貼り合せることが一般的ですが、小ロットの場合は、コストを抑えるために、

両面テープで貼り合せることがあります。アート印刷所は、そういった内職作業も得意にしております。

 

パッケージの製作の手順を5回に分けてご案内してきました。

文章だけではよくわからないこともあると思いますので、これからパッケージを作りたい方で、

疑問や悩みごとがありましたら、気軽にアート印刷所にお問い合わせください。

パッケージ製作のプロが、皆様と一緒に解決いたします。