点字の印刷
最近のニュースで、新型コロナワクチンの接種案内などで、点字が印刷されておらず、
視覚障害のある方への通知が不十分であったというような記事を見ました。
バリアフリー化の推進が求められる昨今、こういった点字印刷のニーズも増えています。
点字を印刷する主な方法は、2つあります。
まず一つ目は、シルクスクリーン印刷で、透明インキなどを紙面に印刷し、
盛り上げることによって、点字部分を表現する方法です。
この場合、シルクスクリーン印刷なので、紙だけでなく、アクリル板やプラスチックなどにも
印刷をすることが出来、また、片面だけでなく、両面に印刷することも可能です。
もう一つは、紙の裏面から、型を使って点字部分を浮き上がらせる方法です。
こちらの場合は、用紙が板紙に限定されたり、表面にしか点字を表示できなかったり、
また、浮き上がらせるので、表のデザインが少し歪んでしまったりしますが、
コスト面では、シルクスクリーン印刷よりも安価です。
いずれにせよ、どちらの方法にもメリット、デメリットはあります。
印刷物の仕様や予算などに応じて、使い分けをすることをお勧めします。
点字の印刷に興味のある方は、是非アート印刷所にお問い合わせください。