耐水性のある紙(耐水紙) パッケージ・ラベル用途
冷凍食品や冷蔵食品のパッケージやラベルのお問い合わせをいただいた際に、
「耐水紙を使うことはできますか?」「濡れても破れない紙がいいのですが」、
というご相談をいただくことがよくあります。
その用途やシチュエーションによってご提案内容は変わってくるのですが、
一般的には、ラベルのような薄紙であれば「ユポ」という紙を、
パッケージのような板紙の場合は「TS」という紙をお勧めしております。
「ユポ」は、合成紙という種類の紙で、一般的な紙のように木材繊維を主原料としているのではなく、
合成樹脂(ポリプロピレン)と無機充填剤(天然鉱物)を主原料として作られた紙です。
ユポは、プラスチックフィルムのような耐久性、耐水性があり、尚且つ、印刷適性もあります。
化粧品やシャンプーなどの、水回りに置かれることの多い商品のラベルにも適しています。
「TS」は、耐水性のある板紙です。
一般的な板紙に、PPなどのラミネート加工をした場合、PPを貼った面は耐水性があるのですが、
断面や裏面からはどうしても水が浸透してしまいます。
それに対して、TSは全層に耐水性を持たせているので、表面からはもちろん、
断面からの水の浸透も、抑えることが出来ます。
ユポやTSといった耐水紙は一般的な紙に比べると、紙自体の値段は高い傾向にあります。
お見積りの際に、耐水紙とそうでない紙の2通りで比較していただくことも可能ですので、
ご予算に合わせて、使用する紙をご検討ください。
シャンプーや化粧品のラベル、また冷凍食品のパッケージをご検討の方は、
是非アート印刷所にお問い合わせください。