色校正のいろいろ
本番の印刷の前に、色校正といって色の確認作業を行います。
イラストレータなどを使って作成したデータは、あくまでもディスプレイ上での色なので、
そのディスプレイの明るさや色合いなどの設定により、違いが出てきますし、
紙に印刷する際は、その仕上りの色は、印刷する紙自体の色にも左右されたり、
用紙がグロス系なのか、マット系なのかによって、光の反射具合が異なり、
仮に同じ色印刷したとしても、違った色に見えたりする場合があります。
本番の印刷物と、仕上りがイメージしていた色と違っているリスクを回避するためにも、
色校正はとても重要な作業と言えます。
弊社でご用意している色校正の種類は、大きく分けて3つです。
①本機校正
実際に本番で印刷する印刷機を使用して、本番同様の印刷をする方法です。
本番同様の作業となるため、金額は高くなってしまいますが、
色校正と本番の刷色の整合性は、バッチリです。
PP貼りやプレスコート、箔押しなどの加工も対応可能です。
②平台校正
簡易な印刷機を使用した色校正です。
印刷機の違いにより全く同じというわけではありませんが、本番と同じ用紙を使用して印刷をするので、
仕上りにそれほど大きな差は生じません。
本機校正よりも金額は抑えられます。
③簡易校正(インクジェット出力)
専用の用紙にインクジェットで出力する色校正です。
本番の用紙とも異なるため、それほど精度が高い色校正とは言えません。
ただ、金額を抑えたい、納期にあまり余裕がないなどの場合には、お勧めです。
一口に色校正といっても、クオリティや、金額に差がありますので、お客様それぞれの状況であったり、
ご予算であったりによって、色校正の種類を使い分けてみてはいかがでしょうか。