どのような「高級感」から考えるパッケージ印刷
ターゲットが女性なのか男性なのか、によってデザインも色合いも演出する高級感も異なります。あまり高いモノではないけどあえて高く見せたい、上品にしたい、というご要望をこれまでに数多く形にして化粧品や美容雑貨のパッケージ印刷を行ってきました。お客様が求める高級感をヒアリングし、市場が求める高級感とマッチしているかどうか?というところから考えてパッケージ印刷を行います。
高級感を演出するために
ラグジュアリー、ゴージャス、重厚感、きらびやか。イメージに近い表現は?
高級感の方向性として、ラグジュアリーさ・ゴージャス感・重厚感を求める方向と、上品さ・洗練された感じを求める方向とがあります。前者は、色彩・絵柄・加工などの面で工夫することで高級感が高まり、後者は、素材、形状などの面で工夫することで高級感が高まると考えます。両方を追求することによる高級感もあります。
まずは素材の選定と提案に力をいれています。
内容物にもよりますが、デザインを生かすための素材の選定が大切です。紙の種類はたくさんあり、例えば下記のようなものが存在します。
- 白色度の高い紙
- 光沢度の高い紙マット調の紙
- 裏面の白い紙
- 金、銀、パール
- 和紙、和紙風
- エンボス加工されている紙
- ナチュラルな紙
- ホログラム加工された紙
紙の選定から丁寧に行います。ご安心ください。
色を生かし、印刷技術で魅せる
高級感を演出する場合、ゴールドやシルバーなどを上手く利用することが多くあります。
また、特殊印刷によって質感を高めることや、箔押しできらびやかに演出することも可能です。
また、デザインを黒をベースにしたものにすると印刷したときに高級感を演出しやすくなります。
フォントの工夫で商品に合ったイメージを演出
高級感のあるパッケージデザインを行ううえで、例えば下記のようなことを心掛けます。
- フォントの太さを考えてゴシック体より明朝体を使うようにすることで高級感を出す
- 空間の使い方を考え、余白に余裕を持たせ文字を詰めすぎないようにしたり、カーニングを調節します
- フラットデザインの場合は異なりますが、グラデーションを使用したり、カラーをむやみ多用したりしないことなど意識します